山形鉄道フワラー長井線~荒砥(あらと)駅、羽前成田駅、長井駅

マニアックな趣味

こんにちは、アスナロです。
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。
つたない文章でまことに恐縮ですが、年甲斐もなくブログをやっています。

山形鉄道フワラー長井線~荒砥(あらと)駅、羽前成田駅、長井駅

今回は、鉄道ファンの皆さまを対象に、山形鉄道フワラー長井線のお話をしますね。

みなさまは、山形鉄道フワラー長井線をご存じでしょうか?
これは、山形県南陽市の赤湯駅から白鷹町の荒砥駅に至る約30kmの鉄道で、元は国鉄長井線でしたが、1987年JR東日本に一旦承継された後、1988年第3セクターの山形鉄道フラワー長井線になり現在に至っています。

荒砥(あらと)駅

それでは、まず荒砥駅をご案内しましょう。
荒砥駅は、1923年(大正12年)4月22日に開業した終着駅で、ホームは1面1線、1日の平均乗車人数は157人(2017年)です。

当駅の構内には車両基地があります。
荒砥駅から車両基地に列車を回送するには、一旦赤湯駅方面に向かってホームを出てから止まり、ポイントを切り替えバックして車両基地に入る構造になっています。

時刻は午前11時30分。
しばらくすると、赤湯からのディーゼルカー(1両)が荒砥駅に到着します。

辺りは静かで、ホームからは小鳥のさえずりしか聞こえません。
到着の少し前、車両基地のほうから交替の運転士がホームに上がってきて、列車の到着を待ちます。

列車の走る音がかすかに聞こえてきました。
遠くに小さく列車が見え、徐々に近づいてきます。
列車が駅の直前まで近づくと、交替の運転士は左手に持った白旗を上げ、運転士にホームの安全を伝えます。

11時40分定刻、ガッタン、ガッタン、キーーッ!
ブレーキ音を軋ませながら、ディーゼルカーは終着駅に滑り込んで停車しました。ディーゼルエンジン音の懐かしい響きが心地いいです。

ドアが開き10人ほど下車し、折り返し赤湯方面行の乗客が3人ほど乗り込みます。

(列車到着の動画をご覧になりたい方は、あすなろぐのインスタグラムを見てくださいね!)

アスナロがいま到着したばかりのブルーの車両を撮影していると、ピンクと黄色の2両編成が車両基地から出てきたかと思ったら、すぐブレーキ音を軋ませて止まりました。次の次の赤湯行はこの2両編成を使うためだと思います。
ブルーの車両も感じがいいけれど、ピンクと黄色の2両編成もとても素敵な車両です。

駅構内には昔の写真が貼っています。昔の荒砥駅や国鉄色のディーゼルカーです。懐かしいです。

ヨメ「ディーゼルカーのエンジン音は最高ね!」
アスナロ「国鉄色のディーゼルカーの写真も良かったです!」

羽前成田駅

次に、羽前成田駅にまいりましょう。
羽前成田駅は、1922年(大正11年)12月11日に開業した駅で、ホームは1面1線、1日の平均乗車人数は50人(2017年)です。
かつては、相対式ホーム2面2線を持っており、列車の行き違いが可能でしたが、駅舎に接しないほうの1面1線は撤去されて今の形になったようです。
荒砥駅から5駅目にあり、15分程度で到着します。

駅舎は、国鉄時代からの古い木造で、2022年12月に100周年を迎えます。駅の正面に『祝成田駅100周年』の大きな看板が出ていました。

切符売り場の窓口にある石製の調度品や、長年使って角がまるくなった木製のベンチなど、長い長い年月を感じさせるものが多くあり、目をつぶるとすぐに昭和時代にタイムスリップできそうなところで、かつて映画のロケ地になったこともあります。
昭和を体感したい方は、是非一度訪れてみてくださいね。すごく懐かしさを感じる駅ですよ。

線路の横には、ホームと相対するように防風林(防雪林)が一列に植えられています。これはホームの真正面に見える朝日連峰から吹き下ろす強風(豪雪)を防ぐためです。阪神甲子園球場の六甲おろしならぬ、羽前成田駅の朝日連峰おろしですね。

ヨメ「阪神タイガース頑張れー!六甲~♪おろ~しに~♬」
アスナロ「すみません、六甲おろしではなくて、朝日連峰おろしです。(汗)」

長井駅

最後に、長井駅に行ってみましょう。
長井駅は、1914年(大正3年)11月15日に開業した駅で、島式ホーム1面2線、1日の平均乗車人数は268人(2017年)となっています。
羽前成田駅から2つ目で、6分ほどで到着します。

2021年5月、長井市役所庁舎と一体になった駅舎の供用が始まりました。近代的な駅ビルに対し、駅構内のホーム等は昔のままで、アンバランスな印象は否定できません。

鉄道ファンのアスナロには、駅舎は古いほうが情緒があっていいのですが、実際に利用する人から見れば、駅舎も駅構内もきれいなほうがいいに違いありません。残念ですが、いずれ近代的な駅構内になるかもしれませんね。

アスナロ「昔の長井駅が見たかったなあ~。」
ヨメ「うん。」

今回は、山形県南部を走る山形鉄道フワラー長井線についてお話しました。鉄道ファンのみなさま、よろしければ一度訪問してみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

あすなろぐ

こんにちは!
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
現在マンション住まいで、ヨメ、ムスメ、ビーグル犬ランの4人で暮らしています。ほかに結婚で独立したムスコが2人います。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。『アラ還からの贈り物』、『マニアックな趣味』をテーマに記事を書いています。いっぱい写真を貼っているので、写真だけでもご覧くださいね。
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