時空を超えて昔の大相撲を楽しみませんか!?~2017年1月場所

マニアックな趣味

こんにちは、アスナロです。
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。
つたない文章でまことに恐縮ですが、年甲斐もなくブログをやっています。

時空を超えて昔の大相撲を楽しみませんか!?~2017年1月場所

全国の大相撲ファンのみなさま、こんにちは!
このブログは、往年の大相撲ファンの方を対象に、時空を超えて昔の大相撲を楽しんでいただくことを目的に公開しています。

第2回の今回は、ごく最近の2017年1月場所を回想し、大相撲ファンのみなさまと一緒に楽しみたいと思います。
  

先場所(2016年11月場所)の主な成績

  
・東横綱日馬富士 11勝4敗
・西横綱鶴竜   14勝1敗(優勝③)
・東横綱白鵬   11勝4敗
・東大関豪栄道  9勝6敗
・西大関稀勢の里 12勝3敗
・東大関琴奨菊  5勝10敗
・西大関照ノ富士 8勝7敗
・東関脇高安   7勝8敗
・西関脇隠岐の海 5勝10敗
・東小結御嶽海  6勝9敗
・西小結玉鷲   10勝5敗(技能賞①)
・東前頭3遠藤  7勝8敗
・西前頭3正代  11勝4敗
・西前頭6栃ノ心 10勝5敗
・西十両4大栄翔  8勝7敗
・東十両5宇良   8勝7敗
  
  

今場所(2017年1月場所)の見どころ

  
先場所(2016年11月場所)、横綱鶴竜は14勝1敗で3回目の優勝を飾っており、初の連続優勝を狙っています。
迎える横綱白鵬は、先場所平幕の遠藤、大関稀勢の里、大関照ノ富士、横綱鶴竜に破れて11勝止まり、横綱日馬富士は小結玉鷲、大関稀勢の里、横綱白鵬、横綱鶴竜に敗れて同じく11勝止まりだったので、今場所の賜杯奪還に燃えています。
連続優勝を目指す鶴竜を先頭に3横綱とも安定しているので、おそらく優勝争いはこの3人を中心に展開するものと予想されます。
  
大関陣以下はどうでしょうか?
大関稀勢の里は先場所12勝3敗。その前の場所が10勝止まりだったので今場所は綱取り場所とはならないかもしれませんが、白鵬、日馬富士両横綱に土をつけており、今場所の活躍いかんでは横綱昇進の声が出てくる可能性があります。

先場所勝ち星が1桁だった豪栄道、照ノ富士、先場所負け越した琴奨菊は奮起を期待したいところです。
  
それでは早速前半戦(初日~中日)を見てまいりましょう。
  

前半戦(初日~8日目)の結果

・東横綱鶴竜    5勝3敗
・西横綱日馬富士  4勝3敗1休
・東横綱白鵬    7勝1敗
・東大関稀勢の里  8勝0敗
・西大関豪栄道   5勝3敗
・東大関照ノ富士  4勝4敗
・西大関琴奨菊   2勝6敗
・東関脇玉鷲    5勝3敗
・西関脇正代    3勝5敗
・東小結高安    5勝3敗
・西小結栃ノ心   0勝6敗2休
・西前頭1御嶽海  5勝3敗
・西前頭4遠藤   4勝4敗
・西十両2大栄翔  6勝2敗
・東十両3宇良   6勝2敗
  
あらあらあら…
横綱、大関ともひどい成績です。
横綱は、鶴竜が4日目から御嶽海に『おしだし』、高安に『ひきおとし』、荒鷲に『よりきり』と3連敗し、また、日馬富士は2日目御嶽海に『よりきり』、3日目松鳳山に『よりきり』で敗れ2敗のうえ、7日目から休場となりともに早くも優勝戦線から脱落です。
一方白鵬は8日目荒鷲に『よりきり』で敗れたものの7勝1敗と好調です。

大関陣は、大関稀勢の里は8戦全勝と元気いっぱいですが、豪栄道が3敗、照ノ富士が4敗と精彩を欠き、カド番大関琴奨菊は6敗と苦しくなりました。

ヨメ「稀勢ちゃん、今場所こそ優勝がんばって!」
アスナロ「フレー!フレー!稀勢の里!」


  
では9日目~12日目までを見てみましょう。

  

12日目までの結果

  
・東横綱鶴竜    5勝6敗1休
・西横綱日馬富士  4勝3敗5休
・東横綱白鵬    10勝2敗
・東大関稀勢の里  11勝1敗
・西大関豪栄道   8勝4敗
・東大関照ノ富士  4勝8敗
・西大関琴奨菊   4勝8敗
・東関脇玉鷲    7勝5敗
・西関脇正代    5勝7敗
・東小結高安    9勝3敗
・西小結栃ノ心   0勝6敗6休
・西前頭1御嶽海  9勝3敗
・西前頭4遠藤   6勝6敗
・西十両2大栄翔  9勝3敗
・東十両3宇良   9勝3敗

  
横綱は、白鵬が9日目小結高安に『おしだし』で敗れ2敗となりました。鶴竜は11日目から休場となり、日馬富士とともに2横綱が休場となりました。
大関稀勢の里は、9日目大関琴奨菊に痛い1敗を喫しましたが、それ以外は安定した相撲で11勝1敗、依然優勝争いのトップを走っています。
照ノ富士と琴奨菊は負け越し。琴奨菊は来場所大関陥落となります。
  

13日目

  
13日目、大関稀勢の里は、豪栄道が今日から休場のため不戦勝で12勝1敗、横綱白鵬は、琴奨菊を『したてだしなげ』で降し11勝2敗、小結高安は、平幕貴ノ岩を『つきおとし』で破り10勝3敗で追っています。
これで優勝争いは、初優勝を狙う稀勢の里、4場所ぶり38回目の優勝を目指す白鵬、小結高安の三人に絞られました。

ヨメ「白鵬がこわいね~。」
アスナロ「稀勢の里、頑張れー!」

連日十両の土俵を沸かせている業師の宇良が、この日奇手『たすきぞり』を決めました。
日本相撲協会が決まり手を発表するようになった1955年以降では、十両以上で初の決まり手となります。対戦相手の天風に差された左を右腕でつかんで持ち上げながら相手に背中を向け、大きく体を後ろに反らせて自身より74㎏重い202㎏の巨体を転がしました。
これで宇良は10勝目。大栄翔と並んで十両の優勝争いのトップを走っています。

  
・東横綱鶴竜    5勝6敗2休
・西横綱日馬富士  4勝3敗6休
・東横綱白鵬    11勝2敗
・東大関稀勢の里  12勝1敗
・西大関豪栄道   8勝5敗
・東大関照ノ富士  4勝9敗
・西大関琴奨菊   4勝9敗
・東関脇玉鷲    8勝5敗
・西関脇正代    5勝8敗
・東小結高安    10勝3敗
・西小結栃ノ心   0勝6敗7休
・西前頭1御嶽海  9勝4敗
・西前頭4遠藤   7勝6敗
・西十両2大栄翔  10勝3敗
・東十両3宇良   10勝3敗

  

14日目

  
14日目、大関稀勢の里は逸ノ城を落ち着いて『よりきり』で降し13勝1敗とし、結びの白鵬vs貴ノ岩戦を土俵下で見つめます。

ヨメ「白鵬が負ければ、稀勢ちゃん初優勝よ!」
アスナロ「貴ノ岩、頑張れー!」

結びの一番、横綱白鵬は、貴ノ岩に『よりきり』で敗れ、稀勢の里の初優勝が決まりました。初土俵から89場所目での初優勝は史上4番目の遅さで、新大関から31場所目での初優勝は昭和以降では最も遅い優勝となります。
日本相撲協会審判部は、千秋楽の稀勢の里vs白鵬戦の結果を受け、横綱昇進について部内で話し合う方針を固めたということです。

ヨメ「やったー!稀勢ちゃん!」
アスナロ「明日、白鵬に勝って横綱になってほしいー!」


  
・東横綱鶴竜    5勝6敗3休
・西横綱日馬富士  4勝3敗7休
・東横綱白鵬    11勝3敗
・東大関稀勢の里  13勝1敗(優勝①)
・西大関豪栄道   8勝5敗1休
・東大関照ノ富士  4勝10敗
・西大関琴奨菊   4勝10敗
・東関脇玉鷲    9勝5敗
・西関脇正代    6勝8敗
・東小結高安    10勝4敗
・西小結栃ノ心   0勝6敗8休
・西前頭1御嶽海  10勝4敗
・西前頭4遠藤   7勝7敗
・西十両2大栄翔  11勝3敗
・東十両3宇良   11勝3敗

  

千秋楽

  
千秋楽、すでに優勝を決めている大関稀勢の里は、結びの一番で横綱白鵬の鋭い出足に後退し土俵際まで押し込まれましたが、逆転の『すくいなげ』が決まり、14勝目を挙げて有終の美を飾りました。
場所後の横綱昇進は確実で第72代横綱が誕生することになります。日本出身の横綱は19年振りで、来場所は2000年の貴乃花、曙、武蔵丸、若乃花以来17年振りの4横綱になります。

ヨメ「稀勢ちゃん!かっこいいー!」
アスナロ「横綱稀勢の里ー!」

十両は、西十両2枚目の大栄翔が12勝3敗で初優勝し、来場所の幕内返り咲きが確実です。また東十両3枚目の宇良は11勝4敗と健闘し、来場所の新入幕を確実としました。

・東横綱鶴竜    5勝6敗4休
・西横綱日馬富士  4勝3敗8休
・東横綱白鵬    11勝4敗
・東大関稀勢の里  14勝1敗(優勝①)
・西大関豪栄道   8勝5敗2休
・東大関照ノ富士  4勝11敗
・西大関琴奨菊   5勝10敗
・東関脇玉鷲    9勝6敗
・西関脇正代    7勝8敗
・東小結高安    11勝4敗(敢闘賞④)
・西小結栃ノ心   0勝6敗9休
・西前頭1御嶽海  11勝4敗(技能賞①)
・西前頭4遠藤   7勝8敗
・西十両2大栄翔  12勝3敗(十両優勝①)
・東十両3宇良   11勝4敗
  
  

優勝者の略歴(2017年1月時点)

  
東大関稀勢の里。茨城県牛久市出身、田子ノ浦部屋。30歳。188㎝、178㎏。
得意技は、左四つ、寄り、突き、押し、左おっつけ。
2002年3月場所初土俵、2004年5月場所新十両、2004年11月場所新入幕。2012年1月場所新大関。
2016年3月場所13勝、同5月場所13勝、同7月場所12勝をあげるも、優勝経験がないことから横綱昇進は見送られる。その後2016年9月場所10勝、同11月場所12勝と最近5場所で60勝と安定しており、今場所14勝1敗で初優勝を決め横綱に推挙される。土俵入りは雲竜型。
優勝1回、殊勲賞5回、敢闘賞3回、技能賞1回。金星3個(朝青龍1個、白鵬2個)。
  
  

最後に

モンゴル勢3横綱の壁が厚く、ここ一番で力を出せなかった稀勢の里でしたが、ついに優勝しました。来場所は新横綱としてどんな相撲を見せてくれるか大変楽しみです。
今後、白鵬と稀勢の里が交互に優勝するなど、稀鵬時代がしばらく続くかもしれません。こんな時代がくれば相撲ファンとしては最高ですよね。みなさま期待しましょうね!

  
  
今回は、2017年1月場所を回想しました。いかがでしたか?
時空を超えて昔の大相撲を楽しまれましたか?次回もどうぞお楽しみに!
  
  
最後までお読みいただきありがとうございました。

あすなろぐ

こんにちは!
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
現在マンション住まいで、ヨメ、ムスメ、ビーグル犬ランの4人で暮らしています。ほかに結婚で独立したムスコが2人います。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。『アラ還からの贈り物』、『マニアックな趣味』をテーマに記事を書いています。いっぱい写真を貼っているので、写真だけでもご覧くださいね。
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