舌下免疫療法で、長年とても辛かったスギ花粉症が完治しました!

アラ還からの贈り物

こんにちは、アスナロです。
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。
つたない文章でまことに恐縮ですが、年甲斐もなくブログをやっています。

舌下免疫療法で重症だったスギ花粉症が完治しました!

毎年スギ花粉症で苦しんでおられるみなさま。
舌下免疫療法を試したいけれど、実際どれくらい効くのか詳しく知りたいみなさま。
重症のスギ花粉症で長年苦しんできたアスナロが、舌下免疫療法にチャレンジした結果を詳しく報告させていただきます。

まず、舌下免疫療法のことをまったくご存じない方のために、どんな治療法か簡単に説明しますね。
  

舌下免疫療法とは?

アレルギーの原因物質を舌の下から少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー症状を緩和していく治療法です。
スギ花粉症とダニのアレルギー症状(ハウスダスト)に効果があります。
  

どんな方法で体内に吸収させるのですか?

治療薬を舌の下に置いて定められた時間(数分間)そのままの状態にしたあと、飲み込みます。その後5分間は飲食・うがい等は控える必要があります。
治療は1日1回、朝、昼、夕、夜いつ治療しても問題はありません。アスナロは忘れないよういつも朝食後にしていました。

なお、治療薬はアスナロのときは、使い切りの小さいチューブに入った液体(要冷蔵)でしたが、最新の治療薬は錠剤に変わっています。液体の治療薬は冷蔵保存でしたので、旅行のときなどは面倒臭いなと思ったこともあります。その点最新の薬(錠剤)は要冷蔵ではないので楽ですね。
  

いつスタートして何年間続けたのですか?

2018年7月スタート。
初日は医師が舌の下に治療薬を入れ、30分ほど副反応が出ないか様子を見ます。特に副反応が出なければいよいよ治療が始まります。治療は自分で行います。

最初の1~2週間は濃度の薄い治療薬で副反応が出ないかチェックしながら慣らし運転をします。
そして1か月目以降は通常の濃さの治療薬になり、これを2年間続けます。この薬は本来3年間が推奨期間らしいのですが、2年経ったとき効果が出ておればそこで一旦終了してもよいとのことです。
  

通院サイクルは?

通院サイクルは、最初の1か月間は、副反応の有無を確認するため、1週間後、2週間後と短いサイクルで通院しますが、1か月目以降は1か月サイクルになります。
アスナロの場合、28日サイクルが基本でしたが、盆や正月等休みが続く場合は35日サイクルとなることもありました。また、仕事の関係で通院が困難な場合は、特別に42日サイクルにしてもらうなど、比較的柔軟に対応してくれる医院だったので助かりました。
1か月毎とはいえ、毎月通院するのは大変なことです。ある程度は融通が利くと思いますので、都合が悪いときは医師に相談してくださいね。
  

効果はどうでしたか?

治療を始めて約半年後(2019年1月下旬)スギ花粉が飛び始めました。
その前年までは、天気予報などでスギ花粉のことを話題にする前に早くもアスナロの鼻が反応し、鼻水、鼻づまりの症状が出始めるのですが、治療を初めてまだ半年にもかかわらず、まったく症状が出ないのです。
2月~3月の最盛期には毎年重症化して大変苦しみましたが、花粉の飛散がピークを迎えてもまったく症状はなく、結局花粉症をまったく意識せずに花粉の季節が終わりました。これは1992年春以来実に27年振りのことです。効果が出るのが予想より早くラッキーでした!
  
翌年(2020年春)も同様にまったく症状が出ず、治療を始めて2年後の2020年7月治療を一旦終了しました。
医師の説明では、今後もし花粉症の症状が出ることがあれば治療を再開するが、その場合2年間治療した蓄積があるので、残り1年間で終了できるとのことでした。
  

副反応はありませんでしたか?

最初の1~2週間程度、舌の下付近に少し違和感がありました。うっすらかゆいような、少し腫れているような感じです。違和感はほんのわずかで、特に気をつけなければほとんど感じない程度の軽いものです。でもこの違和感は1か月もしないうちになくなりました。1か月目以降は、終了する2年後までまったく副反応みたいな症状は出ませんでした。
  
  

費用はいくらぐらいかかりましたか?

月3,000円台(3割負担)なので、2年間で8万円ぐらいかかったことになります。
一見高いようですが、たったこれだけの金額で30年近く苦しんだスギ花粉症が完治したのですから、高いというよりはむしろ、今後スギ花粉症の治療が不要になり安く済んで良かったという感覚です。

まとめ

・重度のスギ花粉症で苦しんでいる方はこの治療法『舌下免疫療法』がベストです。
・アスナロの場合、治療開始半年目からスギ花粉症の症状がまったく出ず、翌年もその次の年(2021年)も同様にまったく症状が出てません。
・今後もし花粉症の症状が出れば治療を再開することになりますが、その場合2年間治療した蓄積があるので、残り1年間で終了できます。
副反応は最初の1か月程度は若干違和感がありましたが、その後2年間はまったくありません。
・費用は2年間で8万円ほどかかりましたが、現在(2021年7月)のところ完治できているので、費用対効果は高いと言えます。
・毎日治療を続ける必要があるので、横着な方は面倒臭く思うかもしれませんが、こつこつと続ける自信がある方ならルーティーン化すればよく、楽勝です。  
スギ花粉症のほかダニのアレルギー症状(ハウスダスト)にも効果があるので、是非チャレンジしてみてください!
  
  
最後までお読みいただきありがとうございました。

あすなろぐ

こんにちは!
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
現在マンション住まいで、ヨメ、ムスメ、ビーグル犬ランの4人で暮らしています。ほかに結婚で独立したムスコが2人います。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。『アラ還からの贈り物』、『マニアックな趣味』をテーマに記事を書いています。いっぱい写真を貼っているので、写真だけでもご覧くださいね。
どうぞよろしくお願いしまーす!

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