こんにちは、アスナロです。
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。
つたない文章でまことに恐縮ですが、年甲斐もなくブログをやっています。
パワースポット水間寺~大般若経600巻の転読
みなさまは、水間寺の『大般若経600巻の転読』に行かれたことはあるでしょうか?
水間寺は、大阪府貝塚市にある天台宗の寺院で、毎年7月初めの土曜日と日曜日に、『大般若経600巻の転読』が開催されます。
『大般若経600巻の転読』
大般若経とは、正式な名前を、「大般若波羅密多経」と言います。
唐の時代、西暦629年に、国禁を犯して密かに出国した玄奘三蔵法師が、16年の歳月をかけインドで集めた経典を、645年に唐の都長安に持ち帰りました。
そして、664年、経典群の中でも最も重要とされる『大般若経600巻』の翻訳を完成させたのです。
この膨大な経典を完全に読破するには、何日もかかるので、「転読」という方法をとっています。
『転読』
「転読」とは、何人かで手分けして経典をアコーディオンにようにパラパラと広げてめくって、一巻を読破したことにする方法です。
経典を、一巻一巻、身体の正面で広げて流し込むことで、清らかな『般若の風』が起こるとされています。
この清らかな風に当たることで、昔より、『家内安全』、『厄難消除』、『商売繁盛』などのご利益があるとされています。
アスナロ夫婦は、ここ何年か、毎年『大般若経600巻の転読』に参加しています。
2024年は、7月6日(土)に参加しました。
午前10時50分、定刻になり、僧侶たちが本堂に入って来られます。
参列者に向かって礼をした後、中央に住職が座り、その左右に、僧侶が3名ずつ座ります。ほかの僧侶は、本尊の右手に座ります。僧侶は全員で15~16名です。
読経が始まり、しばらくすると、「転読」の開始です。
住職とその横に並んだ僧侶の計7名は、一斉に、経典を自身の前方やや上に掲げ、左手から右手へ、アコーディオンにようにパラパラと落とすようにめくっていきます。
その時の掛け声は、以下のとおりです。
「大般若波羅密多経第〇巻、唐ノ三蔵法師玄奘奉詔訳」
(だいはんにゃはらみつたきょうだい〇かん、とうのさんぞうほうしげんじょうぶしょうやく)
口ごもって唱えるので、
実際には、「だあ~い、※〇▲□・・・」としか聞こえません。
約40~50分で、全600巻の転読が終了します。
『転読』と『般若の風』
転読終了後、住職が経典一巻を携えて、参列者のところを一人一人回り、参列者の頭上で、『転読』を行います。
ご利益のある『般若の風』が吹く瞬間です。
そして、経典をその参列者の右肩、左肩、頭の上にかざします。
パワーをいただいた気分になります。
みなさまも、機会があれば、水間寺の『大般若経600巻の転読』に参加してみてはいかがでしょうか?
今回は、水間寺の『大般若経600巻の転読』についてのお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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