大腸がん再発宣告!ダメ元で試した抗がん剤の内服薬に救われた命

アラ還からの贈り物

こんにちは、アスナロです。
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。
つたない文章でまことに恐縮ですが、年甲斐もなくブログをやっています。

大腸がん再発と抗がん剤~きつい副作用で医師に治療中止を直訴→ダメ元で試した『抗がん剤内服薬』に救われた命

今回は、以下のお話をしますね。
・2002年大腸がん手術を受け順調に回復していたアスナロが、2年後腫瘍マーカーが上がりがん再発を宣告される。
・抗がん剤の点滴治療を行うも、10か月後副作用のつらさに耐え切れず医師に治療中止を直訴。
・ダメ元で内服薬の抗がん剤に変更したところ、うそみたいに副作用がまったくなく、4年後腫瘍マーカーが落ち着いた。

抗がん剤に苦しんでおられるみなさま、副作用のない(少ない)抗がん剤がきっと見つかると思います。是非参考にしてみてください。

40代前半でがん宣告

自分ががん?
酒もたばこも飲まないアスナロにとって、それは信じられない出来事でした。
突然の下血で判明した大腸がん。ステージは3でした。
無事手術が済み、しばらくは順調に回復していましたが、2年後腫瘍マーカーが徐々に上昇。ついに再発宣告となったのです。
大腸内視鏡、胃カメラ、MRIなどで全身をくまなくチェックするも、特定の部位にがんを発見できなかったのですが、腫瘍マーカーの数字が尋常ではなく、どこかにがんはあるとの診断結果でした。
  
  

再発宣告→抗がん剤の点滴治療開始

  
ただちに抗がん剤の点滴治療を開始。
毎週2時間抗がん剤の点滴を打つため日赤病院に通院しました。
これを6週間連続行い、2週間インターバルがあります。これが1クール。
1~2クールぐらいまでは副作用はあまり感じませんでしたが、回数を重ねる毎に副作用がきつくなります。
とにかく6週間歯を食いしばって副作用に耐えます。
やっと迎える2週間のインターバル。
この2週間は天国です。
副作用であまり食べられなかった食欲も元に戻り、
副作用で味がしなかった舌も正常に戻り、
副作用で消えた指の指紋も、気のせいか少し戻ってきたように感じます。
でもまた悪夢の6週間が始まります。
腫瘍マーカーはほんの少し下がりましたが、まだまだ高い数値を維持しています。
  
アスナロ「先生、点滴治療はいつになったら終了できるのですか?」
医師「腫瘍マーカーが正常値に戻り、安定すれば終了できるかもしれません。」
 
でもアスナロは知っていました。
抗がん剤はがんを治す薬ではなく、がんの進行を遅らせる薬であることを。
たぶん抗がん剤を終了する日なんて来ない可能性のほうが高い。
この苦しみがこの先何年も続くのは耐えられない。
  

抗がん剤点滴の副作用に耐え切れず、内服薬の抗がん剤に変更

  
抗がん剤の点滴治療を開始してから10か月目、アスナロは覚悟を決めて医師に直訴しました。
「先生、抗がん剤の副作用に耐えられません。人間いつかは死にます。多少早いか遅いかの違いだけです。人間らしい生活がほとんどできない抗がん剤は中止してください。覚悟はできています。」
医師は、一瞬間を置いてから、いつもの優しい目に戻り、
「点滴がつらければ、内服薬の抗がん剤もあります。成分は同じだから副作用も同じかもしれませんが。」
アスナロ「素人考えですが、1週間分の薬を2時間で一度に体に入れる点滴よりも、朝昼晩と1日3回、1週間で21回に分けて体に入れる内服薬とでは、内服薬のほうが負担は少ないように思います。是非内服薬に変えてください。」
  
アスナロは恐る恐る内服薬の抗がん剤を飲み始めました。
1週間経ちました。副作用はありません。
1か月経ちました。やはり副作用はありません。
『もしかして、まったく副作用がない?』
そんなうまい話があるのか?
3か月、半年経っても副作用はまったくありません。
  
『助かった~』
これなら何年でも続けることができます。
1年経過し、2年経過するころには腫瘍マーカーも落ち着いてきました。
もしかしてがんが治ってきた?
3年経過。腫瘍マーカーはついに正常値に。
それからさらに1年間抗がん剤を飲み続け、各種検査でも異常がないことを確認。
晴れてがん再発宣言が解除される日がやってきました。
あれから10年以上経過しましたが、その後もがんは再発せず、おかげさまでアスナロは元気に暮らしています。


  

あきらめないで!ダメ元でいろいろな薬を試してください!

  
現在抗がん剤の副作用で苦しんでおられるみなさま、ご家族のみなさま、
アスナロみたいな例もありますから、決して弱気にならないでください。
少しでも副作用の少ない抗がん剤があるかもしれません。
点滴がつらければ、内服薬の抗がん剤がないか医師に相談してみてください。
日本の医学を信じて、いろいろな薬にチャレンジしてみてください!
  
今回はアスナロが経験した抗がん剤治療についてお話しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2021年7月公開の、『突然の下血が命を救う~大腸がんステージⅢからの生還』も併せてお読みくださいね。

あすなろぐ

こんにちは!
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
現在マンション住まいで、ヨメ、ムスメ、ビーグル犬ランの4人で暮らしています。ほかに結婚で独立したムスコが2人います。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。『アラ還からの贈り物』、『マニアックな趣味』をテーマに記事を書いています。いっぱい写真を貼っているので、写真だけでもご覧くださいね。
どうぞよろしくお願いしまーす!

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