全く食べなくなった14歳の老犬を回復させた奇跡の食べもの『牛肉』Ⅱ~原因は?

アラ還からの贈り物

こんにちは、アスナロです。
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。
つたない文章でまことに恐縮ですが、年甲斐もなくブログをやっています。

『牛肉』を食べて奇跡的に回復した愛犬、なぜ死の直前までいったのか?

わが家には、2007年1月から飼っているビーグル犬がいます。
名前は『ラン』。
女の子みたいな名前ですが、元気でよく走るところからムスコがつけた名前です。
若い時に、首のヘルニア手術をしたほかは特に悪いところはなく、14歳になる3か月ほど前まで元気に暮らしていました。

2020年7月、アスナロ夫婦は長年住み慣れた一戸建てから近くのマンションに引っ越したのですが、引っ越しから約3か月後、ランは突然体調不良に陥りました。
引っ越しが直接の原因かどうかはわかりません。でも、死の一歩手前までいった体調不良から復活した後はとても元気に暮らしているのを見ると、引っ越しが影響していたと考えるのが自然かもしれません。

今回は、犬も引っ越しの影響を受けるかもしれないというお話をしますね。
高齢の犬がいる方が引っ越す際の参考になれば幸いです。

犬は引っ越しても体調に影響がないのでしょうか?

引っ越しの日程が近づくにつれて、『犬は引っ越しても体調に影響がないのか?』心配になったアスナロ夫婦は、かかりつけの獣医師に聞いてみました。

アスナロ「犬は引っ越しても大丈夫でしょうか?」
獣医師「猫は家につき、犬は人につくと言われています。」

アスナロ「聞いたことがあります。」
獣医師「縄張り意識の強い猫は家につきますので、引っ越しは影響が大きいと思いますが、犬は懐いている人と一緒ならどこへ引っ越しても問題はないと思います。」

ヨメ「先生に聞いて良かったね。」
ラン『良かった、ワン!』

ということで、特に何も心配せずにマンションへの引っ越し準備をするアスナロ夫婦でした。

一戸建てからマンションへ引っ越し

2020年7月、マンションへ引っ越す日がやってきました。
アラ還での引っ越しは、半年前から徐々に準備してきたものの、1か月前ぐらいから引っ越し当日まで、荷物の片づけがとても大変でした。そして引っ越してからも1~2か月間ぐらいはなかなか整理がつかず、また環境が変わったことによる精神的な疲労もあり、心身ともに大変疲れたアスナロ夫婦なのでした。

ヨメ「ふ~疲れた~。あとで肩とふくらはぎ揉んで~。」
アスナロ「はい!かしこまりましたー。」(汗)

ランも、アスナロたちと同様、マンションでの居場所が定まらず落ち着かないような感じです。前の家とは間取りが違いますし、おそらく匂いも違っているからかもしれません。

ラン『ここはどこ?なんかへんな感じ。早く家に帰りたいよー、ワン!』
ヨメ「ランも落ち着かないね~。よしよし。」
ラン『ごろにゃん~。大好きなママ(ヨメ)がいるから大丈夫だよー。』
とでも言っていたのかもしれません。

マンションでのランの様子

引っ越し後2か月ぐらいは、特に体調が悪いということもなく、いままでどおり元気なランでした。
部屋でのランの様子ですが、10歳を過ぎた頃から徐々に眠る時間が長くなり、いつ見てもほとんど寝ています。

ランは甘えん坊なのでひとりでいることが苦手です。部屋に誰かいればその人の近くで安心して寝ていますが、その人が別のところに行こうとすると、どんなに静かに歩いてもランは目を覚まし、後を追ってきます。
食事とトイレと、ひとりになりそうなときだけ起きてくるような感じです。

トイレは、一戸建てのときは、納戸みたいな部屋にトイレを作り、おしっこはそこで済ませていました。マンションに引っ越してからは、ベランダにおしっこシートを敷いてさせようと何度もチャレンジしましたが、慣れないせいかどうしてもベランダではしてくれません。
仕方なく日に2~3回、エレベーターに乗って外に行くしかありませんでした。

このマンションはペットの飼育がOKで、エレベーター2基のうち1基は、『ペットボタン』がついています。このランプが点灯しているときはエレベーターにペットが乗っているという合図になり、動物ぎらいの人は、もうひとつのエレベーターに乗ればいいのです。
でもたいていの人は、『ペットボタン』に気づいても構わず一緒のエレベーターに乗ってきます。

子供「あっ、ワンちゃんだ!」
ランに気づいた子供は嬉しそうに叫びます。
母親「そうね、かわいいワンちゃんね!」
ラン『そうだよ、ボクはかわいいよ!どんなもんだい。ワン!』
ヨメ「触ったらダメだよ。かむかもしれないよ。」
だいたいいつもこんな会話が交わされます。

ランの散歩

マンションでの散歩は少し大変です。
散歩のときは、まずランを抱っこ紐に入れます。

ヨメ「はい、お父さん。よいしょ!」
アスナロ「ラン、お尻から入るんだよ。」
ラン『わかった、ワン!』

アスナロとヨメとランの3人?で散歩に行くときは、アスナロがランを抱っこ紐に入れ、散歩グッズ(便処理用の袋と水)の入った小さな手提げを持ち、エレベーターに乗ります。
マンションを出て、近くの草むらまで抱っこのまま行き、そこでランを下ろすのです。

ランがまだ若かった頃はぐいぐい紐を引っ張りましたが、最近は歩くのが億劫になったのか、自分から引っ張って行くことはなくなりました。
体調によっては、抱っこ紐からランを下ろしても一歩も歩かないことがあります。そんなときは、ランのお尻をそっと蹴ります。お尻を軽くつつくのです。すると2~3歩歩きますが、また踏ん張って止まります。またつつきます。また2~3歩歩きます。この繰り返しで何とか歩かせます。
他人からは、散歩を嫌がっているのに、無理やりお尻を蹴って歩かせているように見えるかもしれません。でもこれにはわけがあるのです。

ビーグルは本来8~9㎏ぐらいが標準体重なのですが、運動不足なのに食欲旺盛なランは10㎏近くあります。ですから唯一の運動である散歩は重要なのです。それにマンションのベランダではおしっこをしてくれないので、散歩は絶対に必要なのです。
ということで、マンションに来てからも日に2~3回、散歩をさせていました。

散歩であまり歩かなくなってきたランですが、若い時と同じくらい食欲があり、それなりに元気なので、『引っ越しても特に体調に影響がなくて良かった。』と安堵していました。

突然の体調不良、体重が約半分に!

ところが、引っ越しから約3か月経った2020年9月下旬、ランは体調を崩してしまいました。よる突然吐いたのです。
翌日かかりつけの病院でレントゲン検査をした結果、次のような診断でした。
・胃拡張で空気がたくさんたまっている。
・腸の動きがにぶく、食べたものがうまく流れない。

その日から毎日病院に行き点滴治療をしましたが、徐々に食が細くなり、水もあまり飲まなくなってきました。10㎏ほどあった体重がみるみる減ってきて、10月中旬には7㎏を割るぐらいになっていました。
点滴で回復するなら続けるのですが、1か月間続けても状況は同じです。これ以上の延命措置はかわいそう。これも寿命と思うので点滴を中止して自然体で最期を看取ることにしました。

そのころにはエサはもとより、水もまったく飲まなくなっていました。点滴を止めれば、すぐに死んでしまいます。
ヨメは嫌がるランの口にスポイドを突っ込み、水を飲ませました。十数回口に流し込んでも分量は少なく、日に何度も何度も水を与えました。
エサを食べないので、栄養分はまったく足りません。少しでも糖分を入れようと思い、砂糖を溶かした水を与えました。またコンデンスミルクを歯茎に塗り付け、自然にお腹の中に入るようにしました。

ヨメ「ラン!頑張って飲むんだよ!」
ラン『食欲ないっす、ワン…』

こんなことをしても栄養はまったく足りておらず、また水分も半分程度しか取れていない状況です。体重はさらに減って5.6㎏になり、1日中寝たきりの状態です。おでこの両サイドが凹んできて、ますます細長い顔になってきました。
寝ている間にきっと死ぬだろうと思い、毎ばん寝る前に最後のすがたを撮影し、別居している家族にも送り、さよならを言って寝たのです。

この後で、魔法の食べもの『牛肉』に出会い、奇跡的にランは回復します。
詳しくは、2021年6月20日公開の記事、「全く食べなくなった14歳の老犬を回復させた奇跡の食べもの『牛肉』」をご覧ください。

体調不良になってから約2か月が過ぎたころ、『牛肉』を食べたランは徐々に回復してきました。体重も徐々に戻って9㎏を越え、2020年12月16日無理と思われていた14歳の誕生日を迎えることができたのです。

現在のラン

2021年8月現在、ランは元気に暮らしています。できなかったベランダでのおしっこも、だんだんできるようになりました。相変わらずよく寝ていますが、高齢の犬にとっては眠ることが食べるのと同じくらい元気の源なのかもしれませんね。

一緒に暮らしているムスメも毎日寝ているランに抱きついています。
ムスメ「ただいま~。ラン~。」
ラン『〇〇ちゃん帰ってきた~。寝たふりしよ。フンガ~。』
ムスメ「ランちゃん~、大好き~!(♡)」
毎日ランの首や背中に頬っぺたをスリスリするムスメなのです。

アスナロファミリーにとって、ランはなくてはならない存在です。
今年12月に15歳になるので、これから何年も元気で過ごすことは難しいと思いますが、もうしばらく家族の『癒し担当』として元気でいてほしいものです。
一同「ラン、長生きしてね!」
ラン『がんばりまーす、ワン!』

まとめ

・「縄張り意識の強い猫は家につくので、引っ越しは影響が大きいと思うが、犬は懐いている人と一緒ならどこへ引っ越しても問題はない」との獣医師の見解だった。
・引っ越しが直接の原因かどうかわからないが、死の一歩手前までいった体調不良から復活した後はとても元気に暮らしているのを見ると、引っ越しが影響していたと考えるのが自然かもしれない。
・犬も引っ越しの影響を受けるかもしれないので、高齢の犬がいる方が引っ越す際の参考にしてください。

2022年10月1日公開の『愛犬ラン~ビーグル犬との癒しの時間』も是非ご覧くださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

あすなろぐ

こんにちは!
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
現在マンション住まいで、ヨメ、ムスメ、ビーグル犬ランの4人で暮らしています。ほかに結婚で独立したムスコが2人います。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。『アラ還からの贈り物』、『マニアックな趣味』をテーマに記事を書いています。いっぱい写真を貼っているので、写真だけでもご覧くださいね。
どうぞよろしくお願いしまーす!

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