仕事に疲れた方がホッとできる隠れ家的温泉宿~山形県肘折温泉木村屋旅館

マニアックな趣味

こんにちは、アスナロです。
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。
つたない文章でまことに恐縮ですが、年甲斐もなくブログをやっています。

仕事や人間関係などに疲れた方がホッとできる隠れ家的温泉宿~山形県肘折温泉木村屋旅館

今回は、いままで数多くの温泉宿に泊ったことがあるアスナロが、仕事や人間関係などに疲れた方がホッとできる隠れ家的温泉宿を紹介しますね。
今回は東北編です。
  
いやあ旅っていいですね~
非日常の時間と空間…
たまに行く旅で日頃の疲れが吹っ飛びますね~

ところで皆さんは仕事や人間関係などに疲れた時にひとりでぶらっと訪れることができる温泉宿がありますか?
隠れ家的な温泉宿を見つけたいけれど、なかなか見つからず困っていませんか?
そんな方にアスナロが自信を持ってお勧めできる温泉宿を紹介します。

アスナロが行ったことがある宿の中で、おいしい料理、いい温泉がある宿はたくさんあります。ネットで調べれば山ほど出てくると思います。
でもホッとできる宿、こころが安らぐ宿は自分で行かないとなかなかわからないものです。

確かに高級旅館に泊ればご馳走が出てきますし、温泉施設も立派で満足のいくものでしょう。でもその旅館で本当にホッとできたかどうか?宿泊料が高く、調度品が高級なのでいい気分になるかもしれませんが、果たして本当にホッとできましたか?と言われると、みなさまにお勧めする自信のない宿がたくさんあるのも事実なのです。

ホッとできる隠れ家的温泉宿~山形県肘折温泉木村屋旅館

山形県肘折温泉に木村屋旅館という温泉宿があります。
アスナロが肘折温泉を訪れたのは2016年ですから、いまから6年前になります。

青森、秋田方面を旅していて、この日は秋田から山形県の酒田経由、陸羽西線で新庄までやってきました。
アスナロが新庄に来るのは昭和48年以来43年振り4回目です。
新庄駅は終着駅の形状をしていて、乗り換えやすい構造となっています。山形新幹線も停まっていて、以前訪れたときとはまったく別の駅になっています。

2016年1月26日(火)
14:10肘折温泉行きのバスが新庄駅前から定刻に発車します。

新庄駅前の積雪はそれほどでもなかったですが、バスが進むにつれ道端に積みあがった雪の量は尋常ではなくなってきて、そのうちバスの屋根よりも高くなってきます。
この辺りは山形県でも特に雪が多いところなのです。
月山に向かって山を徐々に登ってきたバスは、最後に肘折カルデラをグルグル回りながら降りていき、肘折温泉街に入っていきます。
15:10肘折温泉に到着です。

バス停には、木村屋旅館の女将さんが迎えにきています。

女将さん「いらっしゃいませ。今日は暖かくて良かったですね~。」
アスナロ「お世話になります。今日の積雪はどれくらいですか?」
女将さん「250㎝ぐらいです。これでもいつもより少ないのですよ。」

ヨメ「肘折温泉は青森県酸ヶ湯温泉と並んで積雪量の多いところだね。」
アスナロ「実際に自分の目で見てみると、積雪量の多さに本当に驚きました!」

旅館はバス停のすぐ隣にあるので楽です。
チェックインして、早速1階にある男性用の中浴場に入ります。
100%源泉かけ流し。お湯の温度は少し熱めですが、冷え切った身体にはすごく気持ちいいです!

17:30 夕食は部屋でいただきます。
美味しそうなおかずが並んでいます。田舎料理で決して豪華ではないですが、どれも美味しく作られており、この旅館が肘折温泉で一番人気があるのがよくわかります。

『まんぷくだあ~!』
お腹がいっぱいになると、このとき腰痛に悩んでいたのですぐ横になりました。

肘折温泉の休日

2016年1月27日(水)
7:00起床。布団をたたみ石油ストーブを付け炬燵に入ります。
今日は他のお客さんは全員帰るとのことで、泊まるのは自分だけです。そうです。貸し切り状態になるのです。
 
朝食を部屋でいただきながら、今日の予定を考えます。
今日の予定は、
①まず朝食後1階のもうひとつの温泉に入る。
②いっぷくしてから、2階の展望大浴場に入る。
③昼前に散歩に行き、そば処寿屋で昼食をいただく。
④柿崎餅屋にも寄ってみる。でも今日は第4水曜日なので休みかも。とほほ…
だいたいこんな感じで肘折温泉の休日を過ごそうと思いました。

8:45 2階展望風呂
2階展望風呂が空いていたので、1階の小さい風呂はやめてゆっくり入ることにします。
窓の外は雪景色。しかもすごい量の雪です。お湯は少し熱めです。
『もう少しぬるくてもいいのなあ。』と思いながらもいい湯に大満足です。

10:00 部屋でいっぷく
廊下に及川光博のサインがふたつ貼っています。2008年と2013年。
女将さんに聞くと、及川さんの母がここ大蔵村の出身で、実家のおじさん、おばさんがよくこの木村屋旅館を利用するそうで、及川さんも一緒に来たとのことです。及川さんはひとりで来ることもあり、この旅館が大変気に入っているそうです。

女将さん「及川さんはざっくばらんで、とてもいい人ですよ。」
アスナロ「奥様の檀れいさんもここに来たことがあるのですか?」
女将さん「檀れいさんは大蔵村までは来たことがありますが、木村屋旅館にはまだいらしてないです。」

ヨメ「及川さんは木村屋旅館を隠れ家にしているのでしょうね!」
アスナロ「僕も隠れ家にしよーっと。」

女将さんが今日の朝刊を部屋まで持ってきてくれました。
『ありがとう!』サービス満点です。
あったかい炬燵で新聞を読みます。まさに天国です。

でも腰痛のため、一度座るとなかなか立ち上がれません。長く座っていることもしんどいので、すぐ横になります。
『う~、痛い~(汗)』

11:45 散策と昼食へ出かけます。
温泉街を流れる銅山川にかかる金山橋を渡り、そば処寿屋に入ります。旅館から徒歩3~4分で着きます。
もりそば大盛り(730円)をいただきます。
そば屋の横の金山橋から見た雪景色は最高です。まさに水墨画、雪舟の世界です。

そば屋を出て、コーヒーが飲みたくなったので、コーヒーの看板が出ている元河原湯という旅館に入ったのですが、お店の人が誰もいないのでそのまま出てきました。

次に、お土産や日用品などを売っている福本屋に入ります。
おじさん店主がひとりいて、肘折温泉の山菜ほか珍しいものを教えてもらい、味見をさせてもらいます。もりそばだけでは物足らないので、
「何か食べるものある?」と聞くと、
「豆腐食べますか?おいしいよ。うちで作っています」
ということだったので、少々寒いのですがネギを切ってもらって、店の中で冷ややっこをいただきました。濃い味の豆腐は大変美味しかったです。

店主「上の湯(かみのゆ)には行かれましたか?」
アスナロ「まだ行ってないです。」
店主「是非行ってみてください。お湯の質が旅館とは違っていていいですよ」
いい情報を得てラッキーでした。

14:30 上の湯
木村屋旅館の3軒隣の「上の湯」に行くことにします。
温泉街は雪下ろしの作業中で、作業車が道を塞いでいます。排水溝に落ちないように気をつけながら、道の端を通って「上の湯」に向かいます。

上の湯は男湯(右)、女湯(左)に分かれているので右のほうに進み、木村屋旅館からもらったチケットを箱に入れて中に入ります。
誰もいません。貸し切りです。
中は割と広く、湯は無色透明。確かに旅館の湯とは質が違います。
湯舟の端には、地蔵権現の像があります。西暦807年に肘折温泉を発見した方とのこと。手を合わせます。
洗い場もあるのですが、水道等はなく湯舟に浸かるのがメインみたいです。
いい湯にゆっくり浸かります。冷えた身体には本当に気持ちのいい温泉でした。

上がって着替えが終わったころ、年配の方がひとり入ってきました。旅行客のようです。
散歩しながら写真とビデオを撮りながら、旅館に戻りました。(15:30)

17:30 夕食(部屋食)
昨日に続き、美味しそうなおかずが並びます。昨日と一緒で決して豪華ではないですが、今日も美味しく作られています。また食べ過ぎたようです。
『まんぷくだあ~。』
まだ腰が痛く、食べ終わるとすぐ寝転びます。

19:00 2階展望風呂に入ります。夜の展望風呂もなかなかいいものです。窓の外に2m以上降り積もった雪が見えます。

20:30 布団を敷き、早めに横になるアスナロでした。

いよいよ最終日

2016年1月28日(木)

6:00 起床、洗顔
6:10 2階展望風呂 
ゆっくり入りました。この温泉はなんて気持ちがいいのでしょう!積もりに積もった疲れが吹き飛んだ感じがします。

7:45 朝食
8:40 2階展望風呂
最後の展望風呂です。何度入っても気持ちいいです。

9:00 福本屋へ
昨日と一緒で、にこやかな店主はとても感じのいい人です。
お土産をたくさん買い込み宅配便で自宅に送ってもらいます。サービスでタオル1枚くれました。
「6月にはわらびも送りますよ。肘折のわらびは太くて美味しいよ。」とのことでした。

9:40 チェックアウト
ご主人と女将さんが見送ってくれたので、少し話をしました。

アスナロ「母がこの近くの戸沢村岩清水出身で、子供の頃何度か行ったことがあります。」
女将さん「そうだったのですか。ここからそんなに遠くないですね」
アスナロ「はい。昔は陸羽西線の津谷駅から鉄道の鉄橋を渡って岩清水まで行きました。足の下に川が見えてとても怖かった思い出があります。」
女将さん「今回の旅行でも行ったのですか?」
アスナロ「今回は列車の窓から見ただけです。でも懐かしかった。今回の旅行では五能線に乗りました。」
女将さん「五能線はどうでしたか?」
アスナロ「吹雪の日本海に沿って走る五能線は最高でした。今度が春か秋に行ってみたいです。」

また木村屋旅館に来ることを約束して、お二人とお別れしたのでした。

ヨメ「今度は私も連れて行ってー!」
アスナロ「わっかりましたー。」

9:50 肘折温泉出発(バス)
   
10:52 新庄駅前着

(今回の旅行代金)除:交通費
宿泊料(2食付き)17,500円(2泊)

今回は、ホッとできる隠れ家的温泉宿~山形県肘折温泉木村屋旅館のお話をしました。最後までお読みいただきありがとうございました。

あすなろぐ

こんにちは!
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
現在マンション住まいで、ヨメ、ムスメ、ビーグル犬ランの4人で暮らしています。ほかに結婚で独立したムスコが2人います。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。『アラ還からの贈り物』、『マニアックな趣味』をテーマに記事を書いています。いっぱい写真を貼っているので、写真だけでもご覧くださいね。
どうぞよろしくお願いしまーす!

あすなろぐをフォローする
マニアックな趣味
あすなろぐをフォローする
あすなろぐ

コメント