常宿にするならこのお宿『中国編』~足元から自噴、三朝温泉旅館大橋

マニアックな趣味

こんにちは、アスナロです。
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。
つたない文章でまことに恐縮ですが、年甲斐もなくブログをやっています。

常宿にするならこのお宿『中国編』~源泉が足元から湧き出る三朝温泉旅館大橋

今回は、いままで数多くの温泉宿に泊ったことがあるアスナロが、常宿にするなら自信を持ってお勧めできる温泉宿を紹介しますね。今回は中国編です。
  
いやあ旅っていいですね~
非日常の時間と空間…
たまに行く旅で日頃の疲れが吹っ飛びますね~

ところで皆さんは疲れた時にぶらっと訪れることができる常宿がありますか?
リーズナブルな温泉宿を見つけたいけれど、なかなか見つからず困っていませんか?
そんな方にアスナロが自信を持ってお勧めできる温泉宿を紹介します。

トリウム泉とラジウム泉が足元から湧き出る三朝温泉旅館大橋

鳥取県三朝温泉に旅館大橋という温泉宿があります。
アスナロはここの常連で、かれこれ4~5回ほど訪れています。

旅館大橋は昭和7年創業の古い普請の日本旅館で、平成9年、国登録有形文化財に指定されています。そして敷地からは天然温泉が5本も湧き出ており、うち3本は自然に湧き出る自噴泉なのです。

アスナロはヨメと二人で、2021年12月上旬旅館大橋に行ってきました。
いつもは自家用車で訪れるのですが、今回は趣向を変えて大阪からディーゼル特急『スーパーはくと号』を利用し、最寄りの倉吉駅まで旅館の車で迎えに来てもらいました。

「アスナロです。お世話になります~」
「アスナロさまお待ちしておりました。」
コロナ禍でマスク越しですが、にこやかな接客です。
車で15分ほど山に向かって走るといつもの温泉街に入ります。
ロビーでウエルカムドリンクのコーヒーをいただきながら記帳した後、部屋へ案内してくれます。

「この時間ならお風呂も空いていますから、よろしければどうぞ。」と女中さん。
まだ日が高く暖かかったので、温泉街をぶらぶら散歩してからお風呂に入ることにしました。

旅館を出て三徳川に架かる三朝橋を渡ると河原に露天風呂があり、男の人が入っています。今年7月この辺りで水害があり、この露天風呂も完全に水没してしまったのですが、ほどなく復旧したとのことです。

川に沿って歩いて行くと大きな岩が川の中にあります。
NHKの火野正平さんの番組で少し前に放送していた大岩です。対岸には旅館大橋が見えます。正平さんによれば、7月の水害は、この大岩が全部水没するくらいの規模だったようです。後から女中さんに聞いて知ったのですが、旅館大橋も水害のため建物の一部が壊れ、しばらく営業できなかったらしいです。建物は被害を受けたものの、この旅館の目玉である『巌窟の湯』(後述)は難を逃れ不幸中の幸いでした。

ヨメ「水害の被害が甚大でなくて良かったね。」
アスナロ「巌窟の湯が無事で良かったっす。」

毎年6月頃、三徳川には『かじか蛙』がたくさん発生し美しい声で大合唱します。
そのかじか蛙の名前がついたかじか橋を渡り旅館に戻ります。

長い廊下を歩いて『せせらぎの湯』(露天風呂)へ

さて、いよいよ三朝の湯に浸かる時間がきました。アスナロ夫婦にとって3年振りの三朝の湯です。

夕方のこの時間は、川に向かって旅館の右端にある『せせらぎの湯』が男性用、逆の左端にある『巌窟の湯』が女性用となっています。
前回旅館大橋を訪れたのは7年前で、その時は『せせらぎの湯』がリニューアルの工事中で入れなかったので、新しい『せせらぎの湯』には初めて入ることになります。

長い廊下を歩き、太鼓橋を渡って階段を降りたところに『せせらぎの湯』はあります。

浴室に入るとすぐ前に檜風呂があります。そこで温まったあと、奥にある露天風呂に入ります。
露天風呂なので三徳川の川面が見えるといいのですが、残念ながら川との間には囲いがあり景色は見えません。後から女中さんに聞くと、川の対岸には遊歩道があり、そこからお風呂が丸見えになるので、囲いをつけたとのことです。そういえばさっきぶらぶら散歩した対岸から旅館大橋がよく見えました。
アスナロのほかには誰も入って来ず、少しぬるめの露天風呂にゆっくり浸かることができした。
本当にいいお湯で、肌がすべすべになりました。

ヨメ「女湯は私ひとりだけだったよ~。」
アスナロ「男湯も貸切みたいだった~。」

夕食は別のお部屋に準備~ただし別料金がかかります

18時少し前、女中さんから「お食事の準備が整いましたのでお越しください。」と電話があり、別の部屋に移動します。

さていよいよご馳走の時間です。
まず柚子酒の食前酒。さっぱりとした上品な味です。
蟹味噌和え、ふぐのから揚げ、黒豆寄せ、酢蓮根ほかの膳彩(ぜんさい)。料理長が替ったようですが、料理は相変わらず美味しいです。
お椀は、ふぐの土瓶蒸しです。美味でした。
造りは、とろ、かに、焼ホタテ、紋甲いかほかです。これまた新鮮で満足です。
焼肴は、尼鯛の鱗焼です。丹波栗と京人参もついていました。
逸品は、フォアグラの茶わん蒸しです。うまい!
メインは、鳥取和牛ロースの蒸籠蒸しです。とろけちゃいました!
三朝米の炊き込みご飯と鬼しじみの赤だしをいただいた後、
デザートは、蕨餅と醤油パウンドケーキでした。

今回も旅館大橋の料理は最高でした!

ヨメ「ふ~、満腹でもう入らない~。」
アスナロ「美味しかったね~。」

男女入れ替え後『巌窟の湯』へ

  
旅館大橋のお風呂は、夜の9時~9時半に男女入れ替えとなります。
この時間以降は、『せせらぎの湯』が女性用、『巌窟の湯』が男性用となります。
  
アスナロは正面ロビーを通り、川に向かって建物の左端にある『巌窟の湯』に向かいます。
時刻は夜10時半。
ラッキーなことに、誰も入っていません
有名な『巌窟の湯』を独り占めできます。

アスナロはまず上から2段目の『中の湯』に入ります。『中の湯』はラジウム泉でちょうどいい温度です。温泉は足下から自然に湧き出ています。
しばらくラジウム泉を楽しんだ後、『上の湯』に入ります。

『上の湯』はトリウム泉です。やはり足元から自然に湧き出ていて、三朝温泉では旅館大橋だけしか出ないそうです。
このトリウム泉は、昭和23年、世界一の濃度であると認定されたとのことで、少し熱めの温泉です。ぬるめが好きなアスナロには少々きつかったのですが、世界一のトリウム泉と聞いたので我慢して世界一を堪能しました。
続いて、『下の湯』に入ります。

『下の湯』も、『中の湯』と同じラジウム泉で、湯舟が2つあり、まず一番下にある小さい湯舟に入ります。湯はぬるめで、トリウム泉で火照った体を冷ますにはちょうどよかったです。『下の湯』の大きな湯舟から流れてくる湯なので自然に冷めているのです。
最後に、『下の湯』の大きい湯舟に入ります。やはり足元から温泉が自然に湧き出ており、『上の湯』のトリウム泉と同じくらい熱いお湯でした。

温泉は源泉かけ流しが一番いいですが、この『巌窟の湯』は足元から3本も自噴泉が湧いており、温泉好きにとっては聖地みたいなところです。
今回も三朝の結構な湯を満喫させてもらいました。

ヨメ「今回も『巌窟の湯』は最高だったね~!」
アスナロ「最高ですっ!」

世界一のトリウム泉が湧き出る三朝温泉旅館大橋

“三朝温泉旅館大橋”
世界一の濃度のトリウム泉やラジウム泉が湧き出るいい旅館です。
今回の旅でもいい湯と美味しい料理に満足しました。
アスナロ夫婦のとっておきの宿なので、あまり有名になり過ぎていつも満員になると困りますが、関西圏にお住まいの方ならそれほど遠くありませんので、一度いい湯に浸かりに行ってみてはいかがでしょうか?

まとめ

・旅館大橋の湯は、源泉かけ流しです。
・敷地から湧き出る温泉は5本もあります。
・『巌窟の湯』では、世界一の濃度のトリウム泉やラジウム泉が足元から自然に湧き出ています。
・料理が美味しいのがうれしいです。
・6月頃訪れると、かじか蛙の美しい声を聞くことができます。
・倉吉駅から車で15分。交通の便が良いです。

(今回の旅行代金)除:交通費
   宿泊料(2食付き)2名 68,500円
   生ビール2つ      1,650円
   個室食事代       4,400円
   合計          74,550円

  最後までお読みいただきありがとうございました。

あすなろぐ

こんにちは!
わたしは会社を定年退職した60代男性で、現在第二の人生を楽しんでいます。
現在マンション住まいで、ヨメ、ムスメ、ビーグル犬ランの4人で暮らしています。ほかに結婚で独立したムスコが2人います。
わたしぐらいの年齢になると人生経験も少しは豊富になり、みなさまの参考になる情報を提供できるかもしれません。『アラ還からの贈り物』、『マニアックな趣味』をテーマに記事を書いています。いっぱい写真を貼っているので、写真だけでもご覧くださいね。
どうぞよろしくお願いしまーす!

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